平成13年10月。メリディオナリス以来のポリプテルスの新着種の入荷がありました。

現時点では詳細な情報はまだ無く、専門家の方々の分析と見解を待つより確実な事実を知るにいたりませんが、一足先に本種に関するレポートをお届けいたします。

■産地:

ザイールとの事

■サイズ:

18cm

■購入店における

 同ロットの入荷数:

28個体

■考えられる分類:

P.palmas palmas、もしくは未分類のパルマスの亜種

■色彩的な特徴:

幼魚期のポーリーとビュティッコファリー(以下、ローウェイの名称を使用)の中間的な特徴を持つ。身体の後半部はポーリーに似るが、尾鰭に差異が認められる。また、体色オリーブグリーンに濃い緑がかった褐色の模様。全体的に編み目状のネットワーク模様が入る。頭部にローウェイイエロータイプに似た模様。

■形質的な特徴:

かなり胴長で現時点ではウィークシーの幼魚期のように頭が大きく感じるので、まだ成長途上で恐らく40〜50cmに達すると思われる。現時点で明確な性差はでておらず、これも大型化を裏付ける要素といえるだろう。小離鰭数は7枚と8枚。第一小離鰭の位置は身体の中間くらい。

■管理人の見解:

今回の入荷ロットと同ロットであるかどうかは不明だが、今回の購入店での入荷情報を聞くほんの少し前に他店で類似した個体(恐らく同一種との事:かもめパンさん談)の入荷がある事からそれなりにまとまった数の入荷があったと考えられる。ちなみにその店では「ローウェイ・ブラック」という名称で販売されていたらしいが、確かに見た感じの印象はローウェイと良く似ている。

さて、気になるこの個体の正体だが、模様でもっとも近い種類はポーリーだが、体型的には明らかに異なり、ポーリーの通常の小離鰭の最大数が7枚であることも合わせると明らかに別の種類ということになるが、そのほかの特徴も合わせて考えても、ほぼ間違いなくパルマス亜種であると思われる。P.palmas palmasはこれまでに全く輸入が無かったわけではなく、10年以上前に入荷がまとまった入荷あったのと、ごく少数が混じり的に入荷していた程度で、その存在もはっきりした形では紹介されていない。一般的なP.palmas palmasの特徴としては、他のパルマス亜種と比較してもっとも胴長で、背鰭の数の平均は7〜8、それ以外はローウェイに近い。決定的な特徴となる模様に関してはこれまで参考になる資料がなく、分類学上のP.palmas palmasがどのような模様かは定かでないだけに、確定要素を欠く事になるが、今回の個体は通常流通しているローウェイでないことは間違いなく、P.palmas palmasでないならば、P.palmas spとなる可能性もある。