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◇産卵の開始
実際産卵の行われることになった水槽の導入に伴い、ペアの移動を行う。今回産卵に成功したレトロピンニス以外にも、パルマス・ポーリー、オルナティピンニス、ビュティコファリの3種がペアでやや不確定ながらもカップリングを行っていたため、その水槽への移動候補に挙がったものの、繁殖行動の兆候を検討した結果、本亜種に決定。水槽のセッティングに関しては、当初より繁殖環境を想定した上で、フィルターは底面吸水方式とし、水質維持にはピート(エーハイトーフ)を使用。また、日常の管理としては外の飼育水槽に関しては週に1〜2度約30%の水替えを行うのに対して、繁殖水槽では不定期ながらなるべく水替えのサイクルを延ばし、水質の急変を押さえるように心がけた。
産卵の約10日前に寄生虫及び、水性真菌駆除の為にメチレンブルーを主とした薬品(トロピカルゴールド)規定濃度の12.5%による薬浴を行う。
産卵の1週間前より雄による雌への追尾行動が激しくなり、雌の胸鰭などに損傷が見受けられるようになる。(あまりの執拗な追尾行動の為、水槽内の背景用の仕切りに設けられた水中フィルター用の穴に雌が追い込まれた結果、穴に挟まった状態で身動きの取れなくなった雌を見たときは悪寒をおぼえた)
産卵の第一確認は実際産卵行動を目撃したのではなく、モスベッドの周囲に産み落とされた卵の発見である。その後、VTRを併用して産卵行動を観察中だが、目下、詳細に確認できる映像の収録には至っていない。
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産み落とされてすぐの卵。
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しばらくたつと成長の様子が確認できるようになる。
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こういう感じでばらまかれる。多いときは回収しきれない
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